令和6年9月14日(土)~15日(日)
なら100年会館
大会テーマ
「 住み慣れた地域で自分らしく生きる」
~ 重層的支援体制
誰一人取り残さない社会をめざして~
はじめに特別報告として、石川県肢連会長 松田郁夫氏より、令和6年1月1日に発生した能登半島地震被災地の発災から現在までの状況をお聞きしました。
特別講演では テーマ「誰一人取り残さない社会の実現をめざして~コミュニケーションテクノロジーで人類の孤独を解消する~」とし、株式会社オリィ研究所所長吉藤オリィ氏が分身ロボット「OriHime」とともに登壇し、ご講演いただきました。「孤独の解消」を研究テーマとし、「OriHime」「OriHime eye+switch」、車いすアプリ
「WheeLog!」、寝たきりでも働けるカフェ「分身ロボットカフェ」などを開発されました。添付のQRコードからその詳細を読むことができます。
記念講演は華厳宗大本山 東大寺長老 狹川普文(さがわふもん)氏よる「奈良時代の医療福祉体制」についてをご講演いただきました。
福祉は奈良時代からあるというお話に驚きました。奈良時代に制定された「大宝律令」により整えられた法治国家においての統治観念は、医療行政や高齢者・障害者の保護という制作に反映されたということです。大宝律令の中の「医療令」では医師を養成し、行政機関に従事させたことや、各地に施薬院を設置して全国に広めたなど、医療・福祉の歴史をお話しされました。
2日目の分科会は、第2分科会のパネルディスカッション、テーマ「 インクルーシブ防災~みんなで助かる防災を考えよう~」、議題「 個別避難計画の必要性と限界、福祉避難所のあり方」に出席しました。
インクルーシブ防災とは、だれひとり取り残されない防災であり、実現するためには、どういった心構えだったり準備が必要なのかをコーディネーターの松川氏とパネリストの松田氏、吉村氏、温井氏のお3方がお話しされました。(坂)