実施日 : 6 月 8 日(木)
見学施設 : 障がい者福祉シェアハウス「IDEAL(アイデアル)」
(世田谷区上祖師谷 5 丁目)
参加人数 : 12 名
施設の特徴
日本で初めての医療的ケア対応のシェアハウスで、24 時間 365 日スタッフが常駐とのことですが、日常生活の支援は、入居者個人に給付されている居宅介護、重度訪問介護、介護保険等のヘルパーが行っているとのこと。法人のグループ企業でヘルパー派遣もしているが、これまで自宅で利用していたヘルパーに引き続き来てもらうこともできるそうです。
参加者の感想
住宅地の中にアイデアルの建物がありました。
社長の熊谷氏が設計からこだわったという工夫が満載の建物を丁寧にご説明いただきました。施設感はなく自分の家の様な作りで、廊下、部屋の壁紙は、汚れや破損したらすぐに取り換えられ るように 3 段に貼られていました。廊下は車いすが真っすぐ進めるように目安としての線があったりと、温かみのある内装でした。
トイレ、お風呂の入り口は車いす利用の本人だけでなく介護者も使い易いように、中からも外からも押す事が出来る折り戸だったり、両方向から開閉 できる3枚スライドになっていて、お風呂の壁には、取り付け棚ではなく、マグネット でシャワーや石鹸置き場を移動できるように工夫がありました。また、使い終わったらすぐ掃除をする。排水溝のふたを取って掃除が終わっていることを一目で確認できるようになっていて、とても清潔感がありました。
部屋数は7部屋のうち現在は 5 名の入居者が居り、90歳の高齢者、知的障害の方、身体障害、医療的ケアのある方など、様々な方が入居されていました。今後、1部屋は短期入所を始めたいとのこと。
食事は主にヘルパーさんが(たまに職員も)作り、出来合いの物はまず無い。もちろん自分の欲しい物があれば買い出しも OK で、個人のストック棚もありました。
6ヶ月の使用料金は15万円ほど。部屋代が6~8万後は光熱費と管理費。管理費はタブレットで個々の健康や記録を管理するため費用だそうです。
シェアハウスは初めての見学でしたが、自宅からもう少し近い所でしたら考えましたが残念でした。今後このような施設がたくさんできたら有難いと思いました。(平野)