今年は桜の開花が例年より遅くて、つい先日までいろいろな場所で鮮やかに咲いていましたが、あっという間に葉桜になってしまいました。それでも、若葉の緑色はきれいですね。やっと春らしい温かさになってきましたが、みなさまお変わりありませんか。
4月1日から障害者総合支援法の改正法が施行されました。「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」と呼ばれますが、わかりやすいように障害者総合支援法と略されています。今回の「障害者総合支援法改正」のポイントは、大きく分けて以下の6つです。「害者が安心して地域生活を送るための支援体制の強化」「障害者雇用の質の向上とニーズに合わせた支援」「精神障害者の希望やニーズに合わせた支援体制」「難病・特定疾患者に対する適切な医療の提供及び療養生活の支援強化」「障害福祉サービスや病気のデータベースの整備」「地域のニーズを踏まえた障害福祉サービスを導入」で、障害者が安心して地域生活を送るための支援体制や障害者雇用の見直しなど、障害の特性や個人のニーズに合った柔軟な対応を求められるようになります。いずれも基本理念である「障害者の基本的人権」が尊重され、どこで働き暮らしどんな支援サービスを受けるかは本人が決められるように選択肢がさらに充実しました。
世田谷区でも世田谷区障害施策推進計画が、この4月から、今までの「せたがやノーマライゼーションプラン」から「せたがやインクルージョンプラン」と名称変更され、多様な人々が、それぞれの生き方を尊重され、排除されることなく、同じ社会の一員として受け入れられるインクルージョン(社会的包摂)の考え方として策定されました。行動コンセプトは「当事者の選択を支える」です。当事者が自分らしい生活を「選択」できるように支援していこうというもので、当事者にとって選択枝が増え、選ぶことができるのです。
5月23日(木)には定期総会があります。みなさま、是非ご出席ください。
(ひまわり169号会長挨拶より)
ほかにも学習会のお知らせ、ふれあいコンサートのお知らせが掲載されています。
「会報ひまわり」のページからごらんください。